トップメニュー旅とオフ会etc.キハ187系 新型特急気動車試乗会

2001年6月24日
怪 走 !!
新型特急気動車
横サボ
この日のために特別に掲出された行先表示

7月7日のダイヤ改正で『スーパーおき号・米子〜小郡』『スーパーくにびき号(鳥取〜益田)』として登場するキハ187系気動車の試乗会が、6月22日から24日にかけてJR米子支社により行われました。小生も応募していたところ、24日のBコース(出雲市〜温泉津往復)に参加させていただくことができました。
天気の方はあまり芳しくなかったものの、大勢の試乗会参加者で賑わう出雲市駅へと赴いた。





9:50頃出雲市駅コンコースで受付をする参加者。
日曜日ということもあって親子連れが多かったのが印象的でした。
こんなに賑やかな出雲市駅を見るのも久しぶりのこと。


往 路 試9433D
出雲市 10:19 → 10:45 大田市 10:46 → 11:06 温泉津
運転時刻表はこちら

出雲市駅C番線に入線した試乗列車 回9147D〜9433D
編成は、←温泉津 キハ187-<3+1003>+<7+1007>
10:19エンジン音も高らかに出雲市駅を出発。これから約2時間の旅の始まりです。 試乗会には、実地研修の一環と思われる車内販売もありました。
とんでもないスピード(今までの常識では)で江南駅@番線を通過!
各駅の通過時刻や速度は、運転時刻表(9433D)を参照。
大田市駅B番線には、Cコース(浜田〜大田市往復)の試乗列車が折り返しのため待機中




こんなSpeciaな表示が出たら、まもなく温泉津到着。
いちおう、記念撮影おば。
縦縞の服を着ていてもデブはデブ!
編成のアタマ同志の連結。ここには転落防止ガードはございません。
これから多客時や団体運用の時には見られるかも。
なお、この型式では車輌間の総括制御は制御引き通し線で行わず、無線で車輌間を結んで制御するそうです。何でも業界初だとか・・・

復 路 試9434D
温泉津 11:15 → 11:30 大田市 11:32 → 12:11 出雲市
運転時刻表はこちら


海辺の風情満点!馬路の町並み
海岸の砂浜は泣き砂で有名な「琴ヶ浜」
(馬路−仁万)
車窓の風景

島津屋付近から見た日御碕影像が傾いているのは、
右カーブで振り子装置により車体が傾斜しているため。
(波根−田儀)

名勝「掛戸松島」
高速車両では一瞬の光景。
(久手−波根)

これもSpecialな車内の案内表示
試乗会を終えて出雲市駅@番線で回送を待つ(9434D)〜回9152D 安全上の大問題!
車体の裾が極端に絞まっているため、ホームと車体の間がとにかく広いんです!
試乗会に参加した坊やを抱えて降ろすJR職員。

見 た と こ ろ 装 備


キハ187の運転台

電車と共通した運転装置。
見た目は狭そうだが、足下は広くとってある。

機器は写真の範囲では
コンソール上手前より、電圧計、時計差し、速度計、圧力計、ブレーキノッチ表示、その下に動作表示灯類
右奥に情報モニタディスプレイ。その上に防護無線発報装置。
運転装置手前より、逆転レバー、キースイッチ、前灯スイッチ、前灯減光スイッチ
下側手前より、マスコンレバー、黒いスイッチは定速スイッチ、黄色いのはEB解除スイッチ、その下の白いのがATS確認スイッチ、奥のがブレーキレバー

これだけあってもけっこうシンプル!
制御付き自動振子台車 WDT61
モード切替により、制御振り子・自然振り子・固定式台車となる。
ブレーキは、機関ブレーキ等併用増圧付電気指令式空気ブレーキを装備。
ちなみにエンジンは、SA6D14OH 過給器及び吸気冷却装置付直噴型ディーゼル機関(450ps/2100rpm)を2台搭載。

ドア開閉スイッチ

デッキのドア付近にあり、半自動扱いの時に使用します。
でも当分押されることは無さそう。

これが超ウザイ!

貫通ホロを止めておくための金具。
普段は使わないのにたくさん付いていて列車の揺れで「カチャカチャ・・・・」ととっても賑やか。一応ゴム板が貼り付けてあり、静粛化の努力の跡はあるが効果は全くなし。この音は喫煙スペース及びデッキで楽しめます。

身障者対応トイレ

走行中には揺れが激しく出入りすら困難になる。催したときには早めの利用若しくは停車中を強く奨める。
「そこの君!ションベンを散らかさないように!」

窓のところ

幅がせまいので絶対に飲物を置かないように!走行時の揺れで必ず落下します。
ビールを飲んだとき、窓枠にカンをおいたまま寝込んでしまったら気が付いたときにはオネショ状態になっているはずです。
車内販売のお嬢さん泣かせのスロープ
キハ187系は低床構造のため連結器がどうしても高い位置に来るため連結面にはスロープが必要になります。これは381系電車にも見られる構造ですが、187系のものはかなり角度がきついんです。車内販売は、当初ワゴンを押していましたが、2往復目からはバスケットを下げての販売となりましたが、ここにも落とし穴があり、激しい横揺れで右に左によろけながらの大苦戦。ベテラン(とっても失礼)車販嬢によれば『やくもの方がず〜〜〜っとマシ!』だそうです。
ヅラ装着の紳士は車販に注意!車販嬢がよろけた勢いであなたの秘密に手を触れかねません!

ニモ5的(激辛)総評
走 り とにかくすごい。加速・減速とも素晴らしい。ノッチオフ時の衝撃の無さもデーィゼルならでは、運転士の慣れのせいもあるだろうが、発車・停車時多少のショックがある。
揺 れ 路盤がまだ完全ではないので、車両側だけのせいにはできないがとにかく振動がすごい。駅を一線スルー化しているとはいえ、若干でも両開きポイントの線形が残ったようなS字カーブでは、一瞬で通過するため振り子装置の効果が無く大きな横揺れが発生する。現に駅通過時の横揺れで子供が何人も転倒した。車内販売嬢によれば『こんなに揺れる汽車は初めて』だそうな。
島根県はカネにモノを言わせて『松江〜益田間 2時間を切れ』という命題をJRに課したが、高速化事業に際しては、まず路盤を完成させてから使い込み安定するのを待ってから高速車両を投入するべきだったと思う。県知事氏は元国鉄マンということでマスコミも鳴り物入りで紹介しているが、こんな事すら予見できなかったとすれば素人同然としか言いようがない。失礼を承知の上で苦言を程す。
こんなに揺れるぐらいなら、多少遅くても181系のほうがず〜っとマシである。乗り心地の悪い列車は例え時間のメリットはあるにせよ乗りたくはないのである。
静粛性 エンジン音が車内に入りすぎ。力行時はもちろんのこと機関ブレーキ作動時や、振り子装置が作動するときの音まで耳に付く。デッキや喫煙スペースではなおさらだ。貫通ホロを止めておくための金具は早急な対策を望みたい。
空 調 エアコンの効きはいいのだが、温度ムラが大きい。デッキ寄りの乗客は運転室寄りに比べてとても寒く各号車とも震え上がっていた。またデッキや喫煙スペースは随分と暑かった。
そのほか喫煙スペースからケムリがデッキに流れてしまうのは頂けない。
内 装 窓が大きく開放的である。振り子作動時に目から酔う人が出ないか心配なぐらいである。運転室の後ろは運転士が助手席のコンソール上にカバンを置かない限り前面展望が楽しめる。ちなみにかぶりつき可能な席番は1A・1Bである。
車内の暖色系カラーリングはたいへん落ち着いており心地よい。照明も程良い明るさで昼光色は目に優しい。
シートは軟らか目で体をしっかりと保持してくれる。4人向かい合いにしたときに物を置くための小テーブルがあると便利であると思う。
トイレ 身障者にも気配りの効いた洋式トイレである。
走行時の急な揺れがあるので、男性諸氏も面倒でも腰掛けての使用が無難である。
その他 車体の裾を極端に絞ったフォルムである上出入り台の床面が高いためドアとホームの間に大きな隙間が出来てしまう。某駅員氏も転落事故の発生を心配しておられた。子供や歩幅の小さいお年寄りにはかなりきつそうである。
ドアが開くときにステップが出るようにしてほしい。

デッキと車内を隔てる自動ドアのセンサーが過敏に反応しすぎ。扉付近の乗客は頻繁に開閉を繰り返すドアにホトホト参った。(ちなみに私もドア横)ドアのある一部分にタッチしたら開くようにも出来るので、営業運転の時には是非そちらの方式にしてほしい。

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