トップメニュー旅とオフ会etc.2005〜2006 年末年始乗りテツ&オフ会旅 2日目


2 日 目
2005年12月31日


JR米子駅 05:20 起床。 原因不明の頭痛がするものの、なんとかベッドから這い出して 熱いシャワーで無理矢理体を目覚めさせる。 身支度を整え、そそくさとチェックアウト。
 05:45 米子駅はまだ眠りから覚めきってはいない風情だ。
 05:55発の特急スーパーおき1号で浜田へと向かわれるDCやくも氏と合流。 昨夜は徹夜カラオケだったそうで、流石にバテているご様子。
1001D スーパーおき1号 は、4両に増結 カラオケメンバー数名の見送りを受け、改札口で青春18きっぷに改挟印を押してもらい2日目のスタートである。
 DCやくも氏を乗せたスーパーおき1号は、2両増結の4両編成。一足先に米子を発つ彼を見送った。

820M 岡オカ115系G編成を 敢えて特徴のない方向から (米子)(3)米子→新見 820M 普通
 05:56 1番のりばから特急スーパーやくも2号が出発すると、間もなく 本日最初に乗車する新見行 820M が入線した。車輌は、お馴染みの岡山電車区115系G編成。
 新見までの所要時間は1時間半を超えるので何か小腹を満たすものを買い求めたかったのだが、あいにく駅構内の売店はまだ開いておらず、自販機の飲料を2本買い求めるにとどまった。
黒坂駅の便所 列車は、客5名を乗せて定刻に米子駅を出発した。
 夜明け前の伯備線を順調に南下する。 伯耆溝口(ほうきみぞくち)あたりからホームや駅周辺に雪が残っているようになる。
 列車が中国山地に入って行くにつれて雪の量も多くなり、根雨(ねう)駅ホームで約15cm、ようやく夜が明けた黒坂(くろさか)では30〜40cmほどで一面の銀世界だ。 ちょうど停車した場所の真横にある トイレの屋根に分厚い布団のような雪が積もっていた。
列車後方の風景 下石見(信)〜上石見下石見(信)より 生山(しょうやま)〜上石見(かみいわみ)間にある下石見信号場で、下り823M・普通列車を待ち合わせ。
 伯備線の最高地点を目前にして、沿線の積雪量は50cmを超えている模様だが、線路の除雪は万全で、列車は遅れを出すこともなく順調に新見を目指している。
 2分ほど停車。 823M の通過を待ってから静かに出発。
 上石見駅2・3番のりばの島式ホームは除雪した1両分のスペースを除いて雪が堆く積もっており、列車が削り取った高さ80cmほどの雪壁となっている。
 ここ3〜4日は降雪がほとんどなかったのに是だけの量がある。 一週間ほど前に降った大雪の際にはどれだけ積もっていたのだろうか?
 上石見を定刻に出発した列車は、しばらく急勾配を上ったあと県境のトンネルに入る。トンネルを抜けると下り勾配となり、中国山地のピークを越えたことを実感する。 岡山県に入って最初の停車駅である新郷(にいざと)で1名乗車。 山陰側よりは少ないものの30cm以上は有るだろう 深い雪の中を走ってきたご様子で、足元は雪まみれで とても気の毒だった。
 あれだけ積もっていた雪であるが、新見が近づくにつれて徐々に少なくなり、備中神代(びっちゅうこうじろ)を出た頃には殆ど見られなくなってしまった。 山間地とは言え、さすがは山陽である。
 07:46 列車は定刻に新見駅に到着。 同じホームからは、交換待ちの4031M・寝台特急サンライズ出雲が静かに出発していった。 

 降り立ったホームで1014M・特急やくも4号の到着を待つ。
 この列車は、この年末年始の繁忙期に限って車輌運用の都合により、スーパーやくもで使用されるパノラマ編成で運転されている。
 クロ380に[Lやくも]の表示がなされること自体はこれまでにもあったのだが、いずれも事故や災害による突発運用によるもので、計画的にこのような運用が組まれ、事前にアナウンスされた例は今回が初めてであったと思う。

 出雲鉄道部では2006月3月改正で実施する381系の運用見直しに向け、SUPER YAKUMOのロゴを YAKUMOに変更する作業を進めており、2両あるクロ380のうち 1両については、すでに施工済みである。
 SUPER YAKUMO のロゴと[Lやくも]表示の組み合わせが見られるのは、おそらく これが最後であろう。

 新見では38分の待ち合わせ時間あるのに すでに15分を消費してしまっている。
 小腹が空いたのでコンビニエンスストアを捜索すべく駅前に出てみるものの発見に至らず。 300mほど離れた国道まで出なければ無いのかもしれないし、有ったとしても最寄りの交差点から遠く離れた場所かも知れない。
 幸いなことに、駅前の土産屋が早朝より店開きしていた。 今から10年以上前になるが、この店できび団子を買って帰った思い出がある。 その当時は、駅前広場も整備されておらず、狭苦しく雑然とした印象が残っている。 せっかくなので、その店に在庫していたパンを1つ所望し、店先で空腹を紛らせ 駅へと戻った。 

← ホームにポツンと佇む車販ワゴン。
販売員が近くにいれば確実に買い物をしただろうw

→ 姫新線のキハ120。 2両ともトイレ完備。

(4)新見→岡山 848M 普通
 08:10過ぎ、岡山電車区115系G編成を2つ繋いだ 848M が入線した。 この列車は、岡山から赤穂線 1912M 播州赤穂(ばんしゅうあこう)行となり、後ろ2両は東岡山で切り離し、山陽線710M 和気(わけ)行となる。 つまり後ろの2両は短い間に2度も列車番号を変えるということになる。
 G編成の米子寄りに連結されているクモハ114型は非貫通型のため、編成間の通り抜けはできない構造となっている。 行先表示器には、前2両が播州赤穂、後2両には和気とそれぞれ表示されている。


前2両は、赤穂線 播州赤穂行

後2両は、山陽線 和気行

 先頭車のクモハ115に乗り込んで出発を待つ。 下り1011M・特急やくも1号の遅れが当たり、定刻より2分遅れて 08:26に出発した。 2分の遅れは、2つ目の停車駅である井倉(いくら)を出発する頃には回復していた。
 井倉を出発した列車は、速度が上がり切らぬまま高梁川の渓谷に設置されている広石(ひろいし)信号場に停車した。 本日2度目の信号場停車である。
 4分ほどして、倉敷方向から下り843M 普通列車が勢いよく駆け抜けていった。 交換が完了すると、列車は再び走り出した。
 心配していた空模様だが、ありがたいことに 新見を出てからは、瀬戸内に向かうにつれて好転してくる。 この先、悪天候に伴う運転規制もなさそうだ。
 車内は、備中高梁出発時点で座席に対して30%ほど、総社で50%強、倉敷でほぼ埋まる程度で、立ち席は2割ほど。 休日の10時前ということで、空いた車内で移動できたことは有り難かった。
 岡山には定刻の 10:03に到着。 殆どの乗客がここで降りた。

(5)岡山→(讃)高松 3139M 快速 マリンライナー19号
 岡山からは、四国連絡快速のマリンライナーに乗車する。 JR四国とJR西日本に跨って運転されるこの列車は、車輌についてもJR四国3両(うち1両はグリーン車)+JR西日本2両の5両編成(7両や3両、2両グリーン車無しの列車もあり)。 中間の児島で乗務員が交代するという何でも折半の列車である。
 前回 マリンライナーに乗車したのは、2002年8月19日のことであり、車輌も現在の223系+(四)5000系に置き換わる前の213系電車だった。 その日も青春18きっぷでの鈍行旅行であったが、目的も定まらぬまま瀬戸大橋を半日のうちに3回も渡った事が思い出される。
 岡山駅は、目下リニューアル工事中で、構内配線を含め大規模な工事を行っており、写真にあるように構内のあちらこちらに配線が剥き出しのまま這わせてあるような箇所が多い。
 1号車(5100型)は、グリーン車と普通座席車のダブルデッカー合造車ですべて指定席。 普通車自由席は2〜5号車だ。
 発車直前になって、かなりの乗客を集めたため座席は ほぼ埋まった状態で、223系の特徴であるドア部分の補助席も使用されている状況だ。 客層は年輩の男性が多く、車内はいささか殺伐とした雰囲気だ。 これらの客は、例外なく児島で下車したので競艇場に直行したものと思われる。
列車は ゆっくりと瀬戸大橋を渡り、四国に上陸した。 3年ぶりの四国と、この後のミニオフ会を控え 期待が高まってきた。 車窓右手の讃岐富士が見えなくなった頃、列車は高松に向けて高速で突き進む。 加減速はとてもスムーズで223系の走行性能の高さを魅せつけてくれる。
 複線の間隔が大きく開くと列車は徐々にスピードを落とし、高松運転所の車輌群を横目に見ながら高松駅へとすべり込む。
 10:57 定刻に (讃)高松 到着。

185系気動車特急 いしづち
 マリンライナー19号
が到着した5番のりばと同じホームの反対側、4番のりばには185系気動車の特急いしづちが停車中。 いしづちといえば、てっきりしおかぜとコンビを組んで8000系電車や2000系気動車で運転される列車だと思っていたのだが、年末年始などの超繁忙期には、需要の高いしおかぜ系統の座席数確保(増結)のため 車輌を供出し、自らは旧形式の185系となり、松山には直行せずに高松〜多度津間を連絡するフィーダー運用に徹するという、何というか・・・気の毒な列車である。
 台車回りの見える反対側に移動して撮影したかったのだが、改札口の外には setonoyume氏 を待たせてある上、滞在時間も短いのでホームからお顔だけ撮らせていただいた。

初めまして! setonoyume氏とミニオフ会
ホームで油売っていたらすっかり遅くなってしまった。
列車が到着してから5分後、改札を抜けて駅構内の指定された場所へ行くと、setonoyume氏がお待ちかねだった。 大方の事情はご推察のようだったが、先ずは遅参を詫びて ご挨拶。
 スケジュールの都合上、本日の滞在時間が2時間弱と大変気ぜわしいものとなっているので、とりあえず落ち着けるところへと思っていたところ、駅ビル2階の構内が見渡せるカフェテリアへと案内された。
 ちょうどお腹も空いていたので、お昼ごはんを注文。 写真写りがイマイチなのだが、この店ご自慢のオムライスである。 しかも、ハンバーグ付きを所望するという肉食動物なニモ5。
 setonoyume氏は、この後どうしても琴電を案内したかったようであるが、窓越しに見える高松駅の構内を眺めながらのお喋りが予想以上に盛り上がってしまい、あっという間に時間を食い潰してしまった。
 申し訳ないが、次回来訪時には是非ご案内いただきたい旨をお伝えし、なんとか御勘弁いただいた。 余りにもせわしない行程を組んでしまったことを反省する。
 お店を出てから、今春受験の甥っ子にJR四国が発売している学駅の入場券セットを購入。
 そのあと一緒に入場し、setonoyume氏は高徳線の普通列車に、ニモ5は 快速マリンライナー32号 に乗車して岡山へと向かった。

(讃)高松駅点景

JR四国・高松駅

駅前広場から見たサンポート高松地区

ローカル運用に就くキハ65

121系”お魚”ラッピング車

マリンライナー(5100)の並び



(6)
(讃)高松岡山 3152M 快速 マリンライナー32号
乗り込んだのは、当然先頭車。 12:43 定刻に高松を出発、その後1分半ほどの間はゆっくりとした速度で走る。 右手に高松運転所を見ながら列車はフルノッチで加速。 延長1km足らずの運転所構内を抜け切るころには ほぼトップスピードまで加速していた。
 最初の停車駅、坂出を出ると次はJR西日本との境界駅である児島だ。 列車は快調に加速し、宇多津駅構内の△線を目指す。 2分間ほどトップスピードで予讃線を下り、宇多津駅△線に入る場内中継信号機を通過したところで急減速し、場内信号機の先にあるポイントで右方に分岐し。 そのまま本四備讃線(瀬戸大橋)へと列車の向きを変えていく。 やがて 左方に宇多津駅から伸びる線路が接近してきて合流。 ポイントの速度制限が解除されると再び加速して瀬戸大橋に向かって突き進んでいく。 瀬戸中央自動車道の高架橋が右方から線路の上に重なる頃には 前方に南備讃瀬戸大橋の美しい姿を見ることができる。
 ただ一つ残念なのは、鉄道は道路の下層部分となっており、一旦橋梁部に入ってしまうとその美しい姿を堪能することができないことだ。
 また、瀬戸大橋は6梁の橋の総称で、その構造も吊橋・斜張橋・トラス橋とバラエティーにと富んでいるが、列車内からは流れ去るトラス構造だけしか見ることができないのも惜しいといえば惜しい。
 南備讃瀬戸大橋に差し掛かると登り勾配となり、その勾配は渡って行くに連れて徐々に緩和される。 橋梁中央部かはら下り勾配となるが、勾配標らしきものは見当たらない。 吊り橋は、荷重や風の影響により勾配が変化するので、勾配を定量することが出来ないためと思われる。 列車は騒音防止のため陸上部分では減速する。 また、陸上部分では次の橋梁に向かって角度を調整するため、線路がカーブしている。 このあたりは、先頭車両にかぶりついている者だけの楽しみなのかも知れない。
 北備讃瀬戸大橋から与島(よしま)に上陸すると少しの間、橋梁部のトラス構造から開放され、視界が良好となる。
 車窓右手には、与島南部の高台に設けられた 瀬戸中央自動車道・与島パーキングエリア を望むことができる。 大晦日ともなると流石に帰省ラッシュも一段落している模様で、駐車場にはかなりの余裕があった。
 その先では、眼下を航行する観光遊覧船 咸臨丸(かんりんまる)の姿も見ることができた。
 与島には何度か訪れているがまだ一度も乗ったことがない。 次回訪問の機会があれば 是非乗船してみよう。
 列車は、定刻に児島に到着し、JR西日本の乗務員と交代。
 午前中は混雑したこの先の区間も、競艇で早々とオケラになった人も少なかったのか、乗り込んでくる人も少なかった。
 岡山到着前のラスト区間。 左手に岡山機関区の車庫と線路群、その上に佇む機関車たちを見降ろしつつ右に急カーブすると 改良工事中の岡山駅構内へと入っていく。
 ホームが近づいてくる。 新しい西跨線橋には養生シートが掛けられており、今のところその姿を見ることは出来ない。
 この跨線橋が無いと、岡山駅での乗り換えはすこぶる不便なので、早期に供用開始されることを切に願うのである。
 快速・マリンライナー32号は、定刻の 13:35 この列車の折り返しとなる マリンライナー35号の乗客で混雑する岡山駅14番のりばに到着した。

(7)
岡山播州赤穂 1920M 普通
 子供の頃から、岡山駅には数え切れないぐらい訪れているが、今まで赤穂線の列車に乗る機会は一度もなかった。
 青春18きっぷの利用者にとって、相生〜岡山間は鬼門とされている。 山陽線は 時間こそ節約できるものの、乗り通せる列車が1時間に1本程度と 主要幹線としては列車本数が極端に少なく その列車も短編成で 混雑が激しい。 その上、内陸部を走るので車窓風景が単調で非常に退屈するというのが旅慣れた皆様方の評価だ。
 一方、もう一つのルートである赤穂線だが、単線のため時間が掛かることと、こちらも山陽線と同じく乗り通せる列車本数が少なく、その上 上りの1本を除いて、すべての列車が播州赤穂での乗り換えを迫られるという面倒も付いてくる。(2006.1.1現在)
 ただ、日生(ひなせ)周辺で瀬戸内海を見渡せるため車窓風景の変化が楽しめる分まだマシとの評価もある。
今回は、目的地が赤穂線・西相生駅の最寄りであることと、この時間の列車なら到着時刻にほとんど差がないことから、車窓風景の良い赤穂線の旅を楽しむこととした。
 改良工事が進む 岡山駅構内は15番線と16番線との間にレール輸送トロッコや大量の資材が積まれている。 1920M列車は、伯備線・備中高梁から赤穂線・播州赤穂へと直通する列車で、列車番号が変わる岡山駅で2分間停車する。 ホームの待ち客こそ少ないが、電光掲示板の2両という表示に気持ちも萎える。
 13:51 超満員の乗客を乗せた213系電車(伯備線・1834M)が到着。 これは、終点まで立ち席か?との心配をよそに そのほとんどが下車。 続いて乗車し、適当な席を確保する赤穂線の乗客。 ホームでは少ないと思っていたが、所詮2両しかない列車のこと。 あれよあれよと座席は埋まり、立ち席も多かった。 この状態は、大量の下車があった長船(おさふね)まで続くこととなった。

旧マリンライナーの213系電車 1920M 日生にて
 列車は、13:53 定刻に岡山を出発。 市街地をゆったりとしたペースで走り、高島、東岡山と停車していく。
 そこから先はいよいよ赤穂線に入る。 東岡山を出発した列車は ゴトゴトと渡り線を踏み越え、赤穂線に、列車は加速しながら右に大きくカーブする。 ちょうど、伯耆大山から伯備線に入るのと同じ感覚だ。
 赤穂線内には無人駅も多く、それらの駅では車掌がきっぷを回収する。 車掌は、ドアを開けてから列車の外へ出て、下車する客ひとりひとりに挨拶し きっぷを回収していく。 列車ダイヤにある程度の余裕があるとはいえ、大変な作業である。
 赤穂線に入って6つ目の停車駅 香登(かがと)の手前から、左側に山陽新幹線の高架橋が併走する。 山陽新幹線から赤穂線を見下ろした事はあれど、その逆は初めてでちょっと嬉しかったりする。 山陽新幹線とは香登停車をはさんで、備前焼で名高い伊部(いんべ)駅の手前まで約4分間にわたって併走したが、新幹線列車を見ることはなかった。
 伊部から先はトンネルが多くなった。 運転席の遮光幕が下ろされ、前方を眺める楽しみも半分になってしまった。
 伊里(いり)を出発してすぐに右手に瀬戸内海が広がる。 久しぶりの海の景色であるがすぐに左カーブを曲がりトンネルに入る。 この後、短いトンネルを何本も抜け、最後に右カーブした長いトンネルを抜けたところで2面3線の駅 日生(ひなせ)に着いた。
 日生では、対向の列車を待ち合わせるため7分停車するという。 駅のすぐ前に港が見えたので、少々急ぎ足になるが 停車時間を利用して散歩してみる。

日生駅点景

ホームからは小豆島行
フェリーのりばが見える

同じくホームから
駅正面にある渡船のりば

大部(小豆島)行 フェリーひなせ
瀬戸内観光汽船が運行

渡船場から国道250号線越しに見る日生駅
渡船場は、この他にもあるので要注意

日生駅正面

14:53 交換する1921Mが到着
3両編成とは正直ウラヤマシイ!

 1921Mの到着を待って定刻に出発。 すぐにトンネルに入ってしまい、瀬戸内海はすぐに見えなくなってしまった。
 相変わらずトンネルが多いが、この列車の終点 播州赤穂の一つ前、天和(てんわ)でようやく運転席の遮光幕が上げられた。 天和とはまた雀士の皆さんには100%誤読されそうな駅名である。 この駅には貨車留置線があり、すぐ隣にある三菱電機工場へと引き込み線も伸びているが、時期が時期だけに貨車の姿は全くなかった。
 播州赤穂は、2面3線の国鉄型配線の停車場で、ちょうど日生と同じ配線だ。 運用上、岡山エリアとアーバンネットワークとの境界となっており、1920Mが到着するのと同じホームの反対側には新快速の種別幕を掲げた223系電車が待っていた。

(8)播州赤穂→西相生 3490M 新快速
 3分の連絡で、次の新快速に乗換えとなる。 同一ホームでのことなので時間的に充分余裕がある。 ありがたいことに4両編成なので、1920Mからの僅かな乗換え客も楽々座席を確保することもできる。
 この列車は野洲行で、この駅から出発する新快速列車としては短い区間の運転となるが、それでも191.6営業キロは、米子〜益田間とほぼ同じ距離で、2時間31分の所要時間は破格のスピードと言え、アーバンネットワークサービスの質の高さを物語っている。
 なお 新快速列車は、姫路以西の区間においては各駅停車となる上、赤穂線系統の列車は姫路で増結作業を行うので、姫路以西の区間においてはそれほど速い列車ではない。
 乗車した列車の車掌も、姫路までは各駅停車、姫路から新快速となります野洲行きです。と繰り返しアナウンスしていた。
 15:17 定刻に西相生に到着。 本日最大の目的地である相生市中央公園への最寄り駅は、カーブした高い築堤にへばりつく1面1線の停留所だった。

西相生駅ホームより 駅前を望む
駅周辺には住宅地が広がる
写真手前側が北東、線路だと相生方面となる

西相生駅 無人かと思いきや有人駅だった。
改札口にはICOCAリーダーが設置されている
左の写真は右奥に見えるホーム上から撮影したもの

西相生駅→相生市中央公園 タクシーで移動
 話のネタにでもなるかと思い、西相生駅に降り立ったのはいいが、駅の立地は住宅街真ん中で幹線道路にも面していないため車は滅多に通らない。 最近では出雲の片田舎でさえも見かけなくなった、道路で元気よく遊ぶ子供がいたのには唖然。
 ここから、目的地である相生市中央公園までは 約1.5km。 歩いて歩けない距離ではないが、この時間になって雲が多くなってきたので日没までの時間が惜しい。 タクシーを拾おうとしたが、タクシーどころか一般車でさえ滅多に通らない。 駅員さんに聞いたところ、国道250号線も遠くはないがタクシーなんてそんなに走ってはいないとのこと。 仕方がないので駅まで配車してもらうことにした。
 電話を掛けてから待つこと10分。 予想外な方向から出てきたタクシーが到着。 乗車してから5分足らずで中央公園に到着。 大変気さくな運転手さんで、西相生駅周辺の変遷や、中央公園のことなど色々とお話を聞かせてくださった。
タクシーは、中央公園の駐車場に現着。 わざわざ相生市中央公園にまで足を運んだのは、ここにある 黒くて巨大な鉄の塊。 これを一目見ることが今回の旅 最大の目的で、それは 拍子抜けするほど あっけなく目の前に現れた。
そんなに時間が掛かるとも思えない様子なので、タクシーにはそのまま待っていただいて、旅の目的を果たすことにした。

■JR西日本おでかけネット 西相生駅 http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0611101


中国国鉄蒸気機関車

相生市中央公園 静態保存機

前 進(QianJin) 6200号機

人 民(RenMin) 1163号機

 今回、どうしても見たかったのがここに静態保存されている2両の中国製蒸気機関車だ。
 1989年に開催された 横浜みなとみらい博覧会 の際に、会場内でデモンストレーション走行をした両機であるが、QJ6200号機に至っては博覧会のためにわざわざ新製し、中国国内の鉄路を走行することなく日本に来たというから驚きだ。
 考えてもみれば、中国最強の超大型蒸機が公園の敷地内を数十メートル往復しただけで、本来の性能を発揮することなく廃車となってしまったのだから気の毒といえば気の毒なような気もする。
 博覧会閉幕後、古くから中国に縁のあるペーロン競漕を実施してきた兵庫県相生市が、競漕会場に程近い相生市中央公園に静態保存し、これまで大切に管理してきた。 日本国内において、中国蒸機の実物が見られること自体凄いことなのだが、それが2機並んで屋外展示されていることなど奇跡としか言いようがない。

 両機の存在は 以前から存じてはいたが、いつでも見られるであろうと高を括って 訪れることなく今に至っていた。 ところが、相生市はアスベストの含有比率が法定基準を越えていることを理由に、危険防止のためと称し、これらの貴重な機関車を近々解体処分することを決定してしまった。
 解体処分という相生市の安易な決定には、憤懣やるかたない想いはあれど、ここの住民でない自分としては どうすることもできない。 そこで、今回の旅でその姿を目に留めておくべく、遙々ここまで足を運ぶに至ったわけである。
■静態保存機の見学記とギャラリーはこちら■(工事中)

相生市中央公園
中国蒸気機関車静態保存機展示、グラウンド、テニスコート、市立図書館などの施設がある。 
公園の正面を東西に走る国道250号線をはさんで向かい側には、温泉施設、道の駅あいおいペーロン城があるので目印となる。

公共交通 相生駅から神姫バス
●市役所経由〜緑ヶ丘南 ペーロン城下車至近
●相生港、万葉の岬 松の浦下車徒歩8分
最寄り駅の西相生駅からのバスは無し。

中央公園の向かいにあるペーロン(白龍)城
中国チックでド派手な建物なのですぐにわかります

道の駅 レストラン・温泉施設・お土産物店など

ペーロンの常設展示

トイレまでド派手な件について・・・
今回は、タクシーを待たせてあったので こちらには立ち寄りませんでしたが、温泉施設もあるということなので次回はこちらの方も見てまわりたいと思ったりもします。 土産のネタに窮した時に何かしらヒントが転がっているような気にさせてくれるオーラが漂ってます♪

相生市中央公園→相生駅 タクシーで移動

 10分ほどで・・・などと言って待たせていたのだが、気が付いてみると30分が経過していた(汗)
 待ち時間もカネであることには変わりないし、大晦日とは言え、このご時世にタクシー利用が引く手数多とも思えず、快く待っていてくださった。
 改めて見てみるとこのSL立派やなぁ〜とは運転手氏の弁。 リップサービスかも知れないが、鉄道マニアでないと思われる方からこういう言葉を頂戴すると嬉しいものである。
 車は相生の市街地に入っていき、10分ほどで相生駅に到着した。 西相生駅から〆て料金2,390円也。 実乗車距離からすれば割高ではあるが、相生の街を好きになれた出会いへのおヒネリだと思えば安いもんだ。
★お世話になりました 相生 神姫タクシー 0791-22-5333

 相生駅に到着したのは良いのだが、電車が30分に1本ですか。 ああそうですか。
 それにしてもこの駅、上下で同じような時刻に発着する列車がどれも2番のりばの発着とは・・・ いくら乗り継ぎの便を向上させるためとは言え、少しの遅れがたくさんの列車に波及しかねない危険な香りのするダイヤ編成だ。
(9)相生→三ノ宮 3284M 新快速
 乗車する3284Mは、223系電車8両編成。 播州赤穂発で唯一の草津行で平日は野洲行3498Mとして運転されている。

相生駅休日ダイヤ 16:19〜24
 
 いや〜な予感が的中し、1分で接続する山陽線 1320Mの到着がずれ込んだため、列車は1分少々遅れて2番のりばをあとにした。
 相生駅構内を出たところで、3259M 新快速・播州赤穂行 が下り本線上に停止して開通待ちしていた。 ダイヤ上は、本線上での停止は考慮されていないため、3259M・1327Mともに2〜3分程度の遅れが出てしまうのだろう。
 1320M〜1327Mの折り返し時間5分というのもヤバいし、1320Mの遅れが1327M出発の際に拡大しているような構成はよろしくない。 もう少し余裕のあるダイヤを組めないものだろうか? 
 姫路到着時、駅の手前にある場内信号機がYY現示(速度制限 25km/h 以下)となり、そこから延々3分間に渡るノロノロ運転の末に到着した。
 姫路では前に4両増結して 12両になるとのこと。 前に連結されては、カブリツキが出来なくなってしまうので、新たな先頭車となる12号車まで移動することにした。 
 と、その前に連結作業を見学する。【連結作業のMovieはこちら
 増結作業も無事完了し、ガラ空きの12号車へと移動する。
 連結完了から2分後、定刻の 16:45 に出発。 姫路駅は3月26日の開業を目指して高架化工事の最終局面を迎えている。
 高架事業は、3つの線区と、貨物操車場、車両基地それに山陽電鉄を巻き込んだ大規模なものだと聞いており、長い年月と巨額の投資がなされたようである。
 列車が走っている現在の山陽線の南側(右側)には真新しい高架橋と、その奥には新幹線の高架橋が並んでいる。 やがて列車は暫定供用されている現在の山陽線高架区間へと駆け上がる。 右手に並ぶ新しい高架橋と高さが並んだところで右側に敷設された赤錆だらけの線路が途切れていた。 この場所では、3月25日の深夜に大規模な線路付け替え工事が行われるのであろう。

 次の停車駅、加古川でトラブル発生!
 ドアも閉まり、出発かと思いきや・・・・・ 乗客のオバサンが運転室後部のガラスを叩いて、運転士を呼びつけ何やら・・・・・・・
 どうやら、9号車あたりでお年寄りの杖がドアに挟まっているとのこと。 しかも、ホームとは反対側の右側らしい。 9号車ということは、姫路でやっちゃったのか・・・ 挟まった杖が細くて、ドアセンサーには異物検出できなかった模様だ。
 運転士がすぐさま車掌に連絡を取り、一旦閉まった左側のドアは再び開けられた。 そして運転士はオバサンと共に現場へと向かってしまった。 何せ、トラブルの発生箇所がホームと反対側のドアなので開くわけにも行かないし・・・・ 場合によっては長引くかも。・・・・・・・・・

JR 三 ノ 宮 駅 
こちらはホテルとは反対側の南口
 ・・・・・との心配は取り越し苦労に終わり、処置を終えた運転士が1分ほどで戻ってきた。 車掌と駅員に現況報告をし、運転再開の準備が整ったところで 再びドアが閉まり、3分遅れての出発となった。
 この出発の遅れについては、停車中及び出発後に車内放送によって車掌から詳しい説明があった。 その後は、順調(?)に遅れを持ち越し、3分遅れの 17:26、今夜の宿泊地である三ノ宮に到着した。
 三ノ宮で途中下車印を押してもらうよう頼んだところ、研修中とみられる改札掛が、明日使う5回目の欄にバン!と日付入りで押捺しちゃったから さぁ大変!
 一瞬ブチ切れかけたが、別の駅員にその旨を伝え、訂正印を押してもらい事なきを得た。
失敗や間違いは誰しもあることだから、同じ過ちを繰り返さぬように注意して、立派な鉄道員となられることを期待する。
 少しでも荷物から開放されたいのと、カメラの充電をしたいので、真っ先にホテルへと向かう。 ホテルと言っても、カプセルですが(w)
しか〜し! カプセルと言っても個室なのである。 さて、どのような感じなのか・・・・・
ここで書くべき内容は、HPに掲載されていますので、ご覧あれ。
宿泊したのは 神戸クアハウス http://www.kobe-kua-house.com 楽天トラベルを通じて予約しておいた。
三ノ宮駅から少々歩くが、このお値段で安心して宿泊でき、文句の付けようがありませんです。

 お昼に軽く食べて以来 何も口にしていない。
 お腹が減ったので、駅周辺まで出かけて夕食をと思うが、チェーン店のような安い ごはん屋とか居酒屋ばかり目立ち、今ひとつ入る気にならない。
 決めかねていても仕方がないので、立ち食いのラーメン屋で腹をつなぎ、駅撮りを楽しんだあとにでもきちんと食べようと思い暖簾をくぐる。 博多ラーメンのお店で、とんこつスープの香りが漂っており食欲をそそられる。 注文ごとに現金払いという掟があるので、500円払ってラーメンを注文。
 白い湯気の立つ温かいラーメンをすすっていると、隣の客人がコテコテの関西弁で替え玉を注文した。 ふと顔を見ると、なんと黒人。 黒人がコテコテの関西弁で替え玉を注文ですか。ああそうですか・・・流石は国際都市!?
 すると、その隣にいる連れと見られる白人も替え玉を注文。 ニモ5も釣られて100円出して替え玉を注文。 ついでにもう一杯注文。 しめて700円でお腹いっぱいになってしまい、今年最後の食事がひっそりと終了したのであった。

三ノ宮駅でビデオ撮影

食後は、三ノ宮駅でマターリ駅撮り。 この駅は、写真撮りには向かないロケーションなので撮影者はおりません。
ホームの照明が明るく、先端部まで行き届いているので ビデオで出発シーンを撮影するのに とても使える駅です。

見たかったものの一つ、寝台特急 なは・あかつき

急速に数を減らしている207系青帯車

このほかにも、201系、211系、223系、321系や 特急 スーパーはくと、特急 はまかぜ などを撮影し、ホテルに戻った。 けっこう満足できた。

ホテルに戻って、大浴場で風呂を浴びて部屋に戻ると、携帯電話に不在着信履歴が残っていた。 知らない電話番号であったし、ホテルのカプセルルームでの携帯電話使用は禁止となっていたので一度は無視したが、深夜 小用に立った際に偶々連絡が取れた。 なんと、電話の相手は一度お会いしたいと願い続けてきた方だった。(電話で眠気が吹き飛びましたw)


12月31日の行程


駅 名
停留所
発 着
時 刻
列車番号・列車名 使用車輌
編成
停車
駅数
乗車
距離
実乗
時間
運賃
料金
備考
米 子 6:11 820M
普通
115系
2両
16 78.8 1:35 ワンマン
新 見 7:46
8:26 848M
普通
115系
4両
17 80.3 1:26 新見2分延発
岡 山 9:52
10:03 3139M
快速 マリンライナー19号
5000系+
223系
5両
71.8 0:54  
(讃)高松 10:57 setonoyume氏とミニオフ 
12:43 3152M
快速 マリンライナー32号
223系+
5000系
5両
71.8 0:52
岡 山 13:35  
13:53 1920M
普通
213系
2両
17 54.2 1:14  
播州赤穂 15:07
15:10 3490M
新快速
223系
4両
7.5 0:07  
西相生 15:17
西相生駅 記 録
無 し
タクシー 2,390 相生 神姫タクシー
相生市中央公園見学
相生駅
相 生 16:21 3284M
新快速
223系
8+4両
78.0 1:05 相 生1分延発
姫路まで8両、姫路で4両増結
三ノ宮3分延着
三ノ宮 17:26
JR列車合計 71 442.4 7:13  
その他 合 計 2,390  



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( Last updated 2006/01/27 )